🔄 2026年2月6日: 従量課金制(Pay-Per-Use)が正式スタート
X(旧Twitter)の開発者向けAPIが、固定料金制から従量課金制へ正式移行した。
2026年2月6日、@XDevelopersが発表。これまで月額$200または$5,000の固定プランしかなかったが、使った分だけ払うモデルに変わった。
この記事で得られること
- 新料金体系(Pay-Per-Use)の仕組み
- 固定料金プラン(Basic/Pro)の今後
- xAI APIクレジット特典(最大20%バック)
- ソロビルダー向けの最適な選択肢
新料金体系: Pay-Per-Use(従量課金制)
基本の仕組み
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 課金方式 | 事前にクレジットを購入 → APIリクエストごとに消費 |
| 単価 | エンドポイントごとに異なる(Developer Consoleで確認) |
| 重複課金回避 | 同日内に同一投稿・ユーザーを取得した場合、原則として重複課金なし(完全保証ではない) |
| 支出管理 | 残高アラート設定、請求サイクルごとの上限設定が可能 |
重要な変更点
- ❌ 月額$200/月・$5,000/月の固定が必須ではなくなった
- ✅ 使った分だけ支払い — 少量利用ならコスト削減の可能性
- ⚠️ 使いすぎると固定より高くなる可能性 — 利用量の監視が必須
GIGAZINE報道(2026年2月9日):
「固定料金で枠を買っていた時期よりも、利用量の監視と上限設定が運用の中心になる」
xAI APIクレジット特典(最大20%バック)
X APIクレジットを購入すると、xAI(Grok)APIのクレジットが最大20%還元される。
| X API購入額 | xAI APIクレジット還元 |
|---|---|
| $100 | 最大$20 |
| $500 | 最大$100 |
| $1,000 | 最大$200 |
出典: X Developer Platform - Pricing
Grokを使ったAI機能を開発するソロビルダーには嬉しい特典。
既存プランの扱い
固定料金プラン(Basic/Pro)は継続可能
既存のBasic($200/月)とPro($5,000/月)は引き続き利用可能。
| プラン | 月額 | 投稿(Write) | 取得(Read) | 継続 |
|---|---|---|---|---|
| Basic | $200 | 50,000件/月 | 15,000件/月 | ✅ 可 |
| Pro | $5,000 | 300,000件/月 | 1,000,000件/月 | ✅ 可 |
ただし、新規契約者はデフォルトで従量課金制になる見込み。固定枠を確保したい場合は従量課金からの「オプトイン」が必要。
旧Free Tierユーザーへの移行措置
直近までFree tierを使っていた開発者は、従量課金制へ移行時に**$10の1回限りバウチャー**が付与される。
公益性の高いアプリは引き続き無料
公益性が高いPublic Utilityアプリは、引き続きスケールされた無料アクセスが提供される。
従量課金 vs 固定プラン: どちらが得か
コスト比較シミュレーション
Social Media Todayの分析によると、Basic相当のアクセス(15,000 Read / 50,000 Write)を従量課金で利用した場合、月額$575相当になるケースも報告されている。
| ケース | 従量課金 | 固定(Basic) |
|---|---|---|
| 軽量利用(月3,000件程度) | 安い | 割高 |
| Basic相当(15,000件+50,000件) | 約$575 | $200 |
| 大量利用(月50,000件以上) | 高い | 割安 |
結論: 使用量がBasicの半分以下なら従量課金が有利。それ以上なら固定プランが有利。
ソロビルダー向け選択肢マトリクス
ユースケース別推奨(2026年2月〜)
| ユースケース | 推奨プラン | 備考 |
|---|---|---|
| 単純な自動投稿ボット(低頻度) | Pay-Per-Use | 少量なら安い |
| 趣味プロジェクト(月5,000件以下) | Pay-Per-Use | 従量課金で$100未満も可能 |
| 継続的な監視ツール(月15,000件+) | Basic固定($200) | 予算が読みやすい |
| 商用ソーシャルリスニング | Pro固定($5,000) | 安定したアクセス |
| AI開発でGrokも使う | Pay-Per-Use | xAI特典で実質20%還元 |
判断フローチャート
X連携アプリを作りたい
│
▼
月間利用量を見積もれる?
│
├─ Yes → Basicの半分以下(約7,500件)?
│ │
│ ├─ Yes → Pay-Per-Use(従量課金)
│ │
│ └─ No → Basic固定($200/月)
│
└─ No → 少額からPay-Per-Useで試す
→ 利用量を把握してから固定検討
実装時の注意点
支出管理が必須に
従量課金では使いすぎリスクがある。Developer Consoleで以下を設定:
- 残高アラート — 残高が一定以下で自動通知
- 自動チャージ — 残高切れで自動クレジット追加(オプション)
- 支出上限 — 上限到達時にリクエスト停止
重複課金回避の仕組み
同一の投稿・ユーザーを同日内に繰り返し取得した場合、原則として重複課金なし。
ただし、X公式は「例外が起こり得る」としており、完全な保証ではない。
単価の確認方法
エンドポイントごとの単価はDeveloper Consoleで確認。公開された一覧表は現時点では未確認。
サードパーティ代替サービス
公式の従量課金導入で、サードパーティとの比較も変わった。
| サービス | 1,000ツイート取得 | リスク |
|---|---|---|
| X公式(従量課金) | エンドポイントによる | なし |
| TwitterAPI.io | $0.15 | 規約違反リスク |
| Apify Actors | $0.25〜0.40 | サービス停止リスク |
従量課金で公式が柔軟になったことで、少量利用なら公式一択になった可能性が高い。
まとめ
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 2026年2月6日 | Pay-Per-Use(従量課金)が正式スタート |
| 基本 | クレジット事前購入 → 使った分だけ消費 |
| 特典 | xAI APIクレジット最大20%還元 |
| Basic/Pro | 継続可能(固定枠を確保したい場合) |
| 旧Free | $10バウチャーで従量課金へ移行 |
| Public Utility | 引き続き無料 |
ソロビルダーへの結論:
- 少量利用(月数千件) → Pay-Per-Useで$100未満も可能
- 安定した予算管理 → Basic固定($200/月)
- AI開発でGrokも使う → Pay-Per-Use + xAI特典で実質20%還元
固定料金が必須だった時代は終わった。利用量を見積もり、最適なプランを選ぼう。
参考リンク
- X Developer Platform: https://developer.x.com/
- 公式発表(@XDevelopers): https://twitter.com/XDevelopers/status/2019881225587167406
- GIGAZINE報道: https://gigazine.net/news/20260209-x-api-pay-per-use/
- xAI API: https://x.ai/api