🏷️ プロダクト情報更新: 2026年2月16日12分で読める

LangChain — LLMアプリケーション開発フレームワーク

LLMを活用したアプリケーション構築の標準フレームワーク。チェーン、エージェント、RAG実装を簡単に。Python/TypeScriptで開発可能。

最終情報更新: 2026-02-16

項目 詳細
種別 LLMアプリケーション開発フレームワーク
開発元 LangChain, Inc.
料金 無料(OSS)/ LangSmith有料
言語 Python、TypeScript
GitHub 90K+ スター

LangChainとは?

LangChainは、LLM(大規模言語モデル)を活用したアプリケーションを構築するための標準フレームワーク。2022年末に登場し、AI開発者コミュニティで急速に普及。

「プロンプト→LLM→出力」という単純なパイプラインを超え、**チェーン(複数ステップの連結)、エージェント(自律的行動)、RAG(検索拡張生成)**といった複雑なパターンを簡単に実装できる。

OpenAI、Anthropic、Google、ローカルLLMなど、複数のLLMプロバイダーを統一的なインターフェースで扱えるのも大きな強み。

こんな人におすすめ

ターゲット 適性 理由
LLMアプリ開発者 ⭐⭐⭐ 事実上の標準フレームワーク
RAG構築者 ⭐⭐⭐ ベクトルDB連携が充実
AIエージェント開発者 ⭐⭐⭐ エージェント実装が容易
プロトタイパー ⭐⭐ 素早くPoC構築
シンプルなボット オーバースペックかも

主要機能

チェーン(Chains)

複数のLLM呼び出しを連結。「入力→要約→翻訳→出力」といった多段処理をコードで表現。

エージェント(Agents)

LLMが自律的にツール(Web検索、計算、API呼び出し)を選択して実行。複雑なタスクを分解して処理。

RAG(Retrieval Augmented Generation)

ベクトルデータベースと連携し、関連ドキュメントを検索→LLMに渡して回答生成。社内ドキュメントQAなどに最適。

多LLMプロバイダー対応

OpenAI、Anthropic、Google、Cohere、ローカルLLM(Ollama)など、統一インターフェースで切り替え可能。

メモリ管理

会話履歴の保持、長期記憶の実装。チャットボットの文脈維持に必須。

プロンプトテンプレート

変数を含むプロンプトを管理。再利用性の高いプロンプトエンジニアリング。

LangSmith(有料)

LLMアプリのデバッグ、トレース、評価を行うプラットフォーム。本番運用に必須。

使い方(Getting Started)

# インストール
pip install langchain langchain-openai

# 基本的なチェーン
from langchain_openai import ChatOpenAI
from langchain_core.prompts import ChatPromptTemplate

llm = ChatOpenAI(model="gpt-4")
prompt = ChatPromptTemplate.from_template("Translate: {text}")
chain = prompt | llm

result = chain.invoke({"text": "Hello, world!"})
print(result.content)

料金

LangChain自体は無料(OSS)

項目 価格
LangChain(OSS) 無料
LangSmith Developer 無料(制限付き)
LangSmith Plus $39/月
LangSmith Enterprise カスタム

※別途LLM API費用が発生

Pros(メリット)

  • 標準フレームワーク: 多くのチュートリアル・事例
  • OSS: 無料で利用、カスタマイズ可能
  • マルチLLM: 複数プロバイダーを統一API
  • RAG特化: ベクトルDB連携が充実
  • エージェント: 自律AIの実装が容易
  • コミュニティ: 活発な開発、頻繁な更新
  • TypeScript版: JSエコシステムでも利用可能

Cons(デメリット)

  • ⚠️ 学習曲線: 抽象化が多く、理解に時間
  • ⚠️ バージョン変更: 破壊的変更が多い
  • ⚠️ オーバーヘッド: シンプルな用途にはヘビー
  • ⚠️ デバッグ: 複雑なチェーンは追跡が難しい
  • ⚠️ ドキュメント: 更新が追いつかないことも

ユーザーの声

「LLMアプリを作るなら、まずLangChainを学ぶべき」 — AI開発者

「RAG実装が本当に楽。ベクトルDBとの連携がスムーズ」 — バックエンドエンジニア

「バージョンアップで動かなくなることがある。依存管理に注意」 — Hacker News コメント

「抽象化が多すぎて、最初は何をしているか分かりにくい」 — Python初心者

FAQ

Q: LlamaIndexとの違いは?

A: LangChainは汎用LLMフレームワーク、LlamaIndexはRAG/データ連携に特化。両方使うプロジェクトも多い。

Q: TypeScript版は使える?

A: LangChain.jsとして提供。機能はPython版に準拠。Next.js等のJSプロジェクトで利用可能。

Q: 本番運用にはLangSmithが必要?

A: 必須ではないが、デバッグ・モニタリングに非常に便利。本格運用なら導入推奨。

Q: 学習リソースは?

A: 公式ドキュメント、YouTubeチュートリアル、Udemy講座など豊富。

競合比較

ツール 価格 特化分野 特徴
LangChain OSS 汎用 標準フレームワーク
LlamaIndex OSS RAG データ連携特化
Semantic Kernel OSS .NET/C# Microsoft製
Haystack OSS 検索/QA deepset製

ソロビルダー向けの使いどころ

カスタムチャットボット構築

自社データを読み込ませたRAGチャットボット。サポート対応、ドキュメント検索などに活用。

AIエージェント開発

LangChainのAgentフレームワークで、自律的にタスクを実行するAIを構築。

プロトタイピング

アイデアを素早くLLMアプリとして実装。PoC段階での検証に最適。

公式リンク

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