最終情報更新: 2026-02-18
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 種別 | AI統合コードエディタ(IDE) |
| 開発元 | Anysphere Inc.(サンフランシスコ) |
| 料金 | 無料版 / Pro $20/月 / Business $40/月 |
| 評価 | ⭐4.8/5(G2)、2026年2月AIツールランキング3位 |
| ベース | VS Code(フォーク) |
| 最新版 | Cursor 2.0(2026年2月) |
Cursorとは?
Cursorは、VS CodeをベースにしたAI-first設計のコードエディタ。単なるコード補完を超え、コードベース全体を理解した上でのコンテキスト認識型AI支援を提供する。
「10倍の生産性」をスローガンに掲げ、インライン編集(Cmd+K)、Composer(マルチファイル生成)、Tab補完、AIチャットを統合。開発者が最も長時間使うツールにAIを深く統合することで、ソロビルダーの開発効率を劇的に向上させる。
VS Code互換のため、既存の拡張機能、設定、キーバインドをそのまま移行可能。
こんな人におすすめ
| ターゲット | 適性 | 理由 |
|---|---|---|
| ソロ開発者 | ⭐⭐⭐ | 一人で複数ファイルを効率的に編集できる |
| フルスタックエンジニア | ⭐⭐⭐ | フロント・バック両方をシームレスに開発 |
| VS Codeユーザー | ⭐⭐⭐ | 設定・拡張機能がそのまま使える |
| スタートアップ創業者 | ⭐⭐⭐ | MVPを最速で構築したい |
| 学習者 | ⭐⭐ | コード説明機能で理解が深まる |
主要機能
Composer(マルチファイル編集)🆕 4倍高速化
自然言語でプロジェクト全体への変更を指示。「ログイン機能を追加して」と言えば、複数ファイル(コンポーネント、API、型定義)を一括生成・編集。
Cursor 2.0で4倍高速化。従来比で大幅に応答速度が向上し、大規模な変更も待ち時間なく実行。
🆕 マルチエージェント(最大8並列)
Cursor 2.0の目玉機能。最大8つのAIエージェントを並列で動作させ、複数のタスクを同時に実行。例えば「フロントエンドのリファクタリング」「APIの最適化」「テスト追加」を別々のエージェントに割り当て、並行して作業。
🆕 Plan Mode
コード生成前の計画機能。複雑なタスクを実行する前に、AIがMarkdown形式で計画を提示。計画を編集・承認してから実行することで、意図しない変更を防止。Composerとの組み合わせで、より予測可能な開発体験を提供。
🆕 ビジュアルエディタ
デザインとコードの橋渡し。UIコンポーネントを視覚的に編集し、変更がリアルタイムでコードに反映。デザイナーとエンジニアの協業を効率化。
インライン編集(Cmd+K)
コードを選択してCmd+Kで編集パネルを開き、「この関数をTypeScriptに変換」「エラーハンドリングを追加」など自然言語で指示。選択範囲に対してピンポイントで修正を適用。
Tab補完
タイピング中に次のコードを予測してサジェスト。Tabキーで即座に採用。複数行の補完にも対応し、ボイラープレートコードを大幅に削減。
コードベース理解(@codebase)
プロジェクト全体をインデックス化し、「このプロジェクトの認証フローを説明して」といった質問に回答。関連ファイルを自動で参照し、文脈を踏まえた提案を行う。
AIチャット(Cmd+L)
サイドパネルでAIとチャット。コードの説明、デバッグ相談、設計相談など。選択コードを自動で参照し、的確な回答を得られる。
Docs参照(@docs)
ライブラリのドキュメントをAIに読み込ませて質問。React、Next.js、Tailwindなど主要ライブラリに対応。最新APIの使い方を即座に確認。
Bug Finder
コード内の潜在的なバグ、セキュリティリスク、パフォーマンス問題を自動検出。Lintを超えた深い静的分析。
使い方(Getting Started)
- ダウンロード: cursor.com からmacOS/Windows/Linux版をインストール
- VS Code設定インポート: 初回起動時にVS Codeの設定・拡張機能を自動インポート
- プロジェクトを開く: 既存のプロジェクトフォルダを開く(自動インデックス開始)
- Cmd+K体験: コードを選択してCmd+K → 自然言語で編集指示
- Composerで生成: Cmd+I でComposerを開き、新機能を自然言語で生成
料金プラン(2026年2月時点)
| プラン | 月額 | 主な機能 |
|---|---|---|
| Hobby | $0 | 2週間Pro体験、その後は2000補完/月 |
| Pro | $20 | 無制限補完、500高速リクエスト/月、Claude/GPT-4o |
| Business | $40/人 | チーム管理、プライバシーモード、SSO |
※高速リクエスト消費後は低速モードで継続利用可能
Pros(メリット)
- ✅ VS Code互換: 拡張機能・設定がそのまま使える
- ✅ Composer: マルチファイル編集で生産性10倍
- ✅ インライン編集: Cmd+Kで選択範囲を即座に修正
- ✅ コードベース理解: プロジェクト全体を把握した提案
- ✅ Tab補完: 複数行補完で入力量を大幅削減
- ✅ モデル選択: Claude、GPT-4o、独自モデルを使い分け
- ✅ Docs参照: ライブラリドキュメントをAIが読み込み
- ✅ Bug Finder: 潜在的問題を自動検出
- ✅ 高速: ネイティブアプリで軽快な動作
- ✅ プライバシー: Businessプランでコード非学習保証
Cons(デメリット)
- ⚠️ 拡張機能互換性: 一部VS Code拡張が動作しない場合あり
- ⚠️ インデックス時間: 大規模プロジェクトは初回インデックスに時間
- ⚠️ リクエスト制限: Pro版でも高速リクエストは月500回
- ⚠️ 料金: Copilotより若干高い($20 vs $10)
- ⚠️ リモート開発: SSH/WSL対応は限定的
- ⚠️ 学習曲線: Composerの効果的な使い方にはコツが必要
ユーザーの声
「CopilotからCursorに乗り換えて生産性が2倍になった。Composerが神すぎる」 — X(Twitter)開発者
「VS Codeの設定がそのまま使えるのが最高。移行コストゼロだった」 — Reddit r/vscode
「一人でフルスタック開発するならCursor一択。Composerで複数ファイルを一気に生成できる」 — Hacker News コメント
「インライン編集(Cmd+K)に慣れると、もう他のエディタに戻れない」 — ソロビルダー
「Pro版の月500リクエストは多いようで少ない。ヘビーユーザーは注意」 — Qiita記事
FAQ
Q: VS Codeとの違いは?
A: CursorはVS Codeをベースに、AI機能(Composer、インライン編集、Tab補完、チャット)を深く統合。単なる拡張機能ではなく、エディタコアにAIが組み込まれている。
Q: GitHub Copilotとの違いは?
A: Copilotは「コード補完」に特化。Cursorは「コードベース理解」「マルチファイル編集」「インライン編集」など、より広範な開発支援を提供。Cursorの方がプロジェクト全体を把握した提案ができる。
Q: 既存のVS Code拡張は使える?
A: はい、ほとんどの拡張機能がそのまま動作。ただし、一部のAI系拡張(Copilotなど)は競合する可能性あり。
Q: 無料版でどこまで使える?
A: 最初の2週間はProと同等。その後は月2000回の補完に制限。本格的に使うならPro版推奨。
Q: どのAIモデルを使っている?
A: Claude、GPT-4o、独自モデル(cursor-small)を状況に応じて使い分け。Pro版ではモデル選択も可能。
Q: プライバシーは大丈夫?
A: Businessプランでは「Privacy Mode」を提供し、コードがモデル訓練に使用されないことを保証。個人プランでも設定で制限可能。
Q: Windsurf(Codeium)との違いは?
A: どちらもAI IDEだが、Cursorの方がComposer機能が充実。Windsurfは「Cascade」という自律エージェント的アプローチが特徴。
競合比較
| エディタ | 価格 | 特徴 | 最適なユーザー |
|---|---|---|---|
| Cursor | $0-20/月 | Composer、コードベース理解、VS Code互換 | ソロビルダー、フルスタック |
| GitHub Copilot | $10-19/月 | 補完特化、GitHub連携 | チーム開発、GitHub重視 |
| Windsurf | $0-15/月 | Cascade、自律エージェント的 | エージェント好き |
| Replit AI | $25/月〜 | ブラウザ完結、教育向け | 学習者、チーム |
| Claude Code | 従量課金 | CLI、ターミナル完結 | ターミナル派 |
ソロビルダー向けの使いどころ
新規プロジェクト立ち上げ
Composerで「Next.js + Tailwind + Prismaでブログアプリの雛形を作って」と指示。複数ファイルを一気に生成してプロジェクト構造を即座に構築。
リファクタリング
コードベース全体を理解しているため、「このコンポーネントをServer Componentに変換して」といった大規模リファクタリングも的確に実行。
バグ修正・デバッグ
エラーメッセージをAIチャットに貼り付けて原因究明。Bug Finderで潜在的な問題を事前に検出。
新技術のキャッチアップ
@docs機能で最新ライブラリのドキュメントをAIに読み込ませ、使い方を質問。公式ドキュメントを読む時間を短縮。
注意点・制限
技術的な制限
- 大規模プロジェクト: インデックス作成に時間がかかる、メモリ消費が増加
- リモート開発: SSH/WSL/Codespaces対応は限定的
- 特殊な拡張機能: 一部のVS Code拡張が動作しない可能性
運用上の注意
- リクエスト管理: Pro版でも高速リクエストは月500回、使い切ると低速に
- コード品質確認: AI生成コードは必ずレビュー、テストを通す
- 機密コード: 企業利用はBusinessプラン推奨(Privacy Mode)
公式リンク
- 公式サイト: https://cursor.com/
- 料金プラン: https://cursor.com/pricing
- ドキュメント: https://cursor.com/docs
- ブログ: https://cursor.com/blog
- Discord: https://discord.gg/cursor